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我楽田工房

#まちづくり、#ワークショップ、#まちづくり拠点


文京区まちづくりの拠点「我楽田工房」

地域をテーマに、新しい価値を生み出す「場」を作りたい。なぜ地域の人が集まれるような場を作ろうとしたのか、地域の人と交流するきっかけなどを我楽田工房を運営する横山さんにお話を伺いました。

2014年7月から、「まちづくり」と、「みらいの価値づくり」をテーマに、クリエイターたちが楽しく集う交流スペースとして誕生しました。


地域から「はじまり」をプロデュースする場であり、集団でもあります。建築家、音楽家、デザイン会社、まちづくり会社の方が働いているコワーキングスペースがあり、キッチンを備えた空間では主婦の方が定期的にパン教室を開いたり、クラフトビールの試飲会、ワークショップなどが開催されます。東京・山の上エリアに市民大学をつくったり、様々な企業や自治体、専門家などと連携しながら課題解決や新しい価値作りにつながるプロジェクトを立ち上げています。

まちづくり活動のきっかけは自分たちで場を作りたいから

元々、IT系の分野で仕事をしていた横山さんは地域やそこに住む人たちに向けて、 生活者の視点で場を運営することの重要性に気づきます。

子育てをする親が悩みなどを共有するための日々の子育てポータルを作ることことを きっかけに会社を設立し、地域での実証実験を行います。 しかし、実際の現場には出向かずに、数字や報告書を受け取り、企画することに 限界を感じました。 このことがきっかけで、市民に触れる場所を自分たちで作りたいと 考えるようになりました。また、仕事を一生懸命する人だけでなく、 生活者の視点のまちづくりを実験して作ろうと試みます。



今の我楽田工房の場所で始めようと思ったきっかけ

今の我楽田工房のある江戸川橋で始めたきっかけは、 大家さんとの出会い、改装可能などの理由です。

元々は九段下に会社があったのですが、自由に改装できる物件を求めてまち巡りをします。

神楽坂に趣のある古民家を見つけるが、大家さんの家族会議の結果、断られるなど、

簡単に決まったわけではありません。

その後も探し続け、ついに東京・文京区、神田川にほど近い場所で、 かつて印刷工場だった倉庫物件にたどり着きます。 倉庫ということもあり、改装可能、家賃が安いという理由でこの場所に決めました。

地域とのつながりはどうやってできたのか

地域の交流をいきなり作るのは難しいですが、地域とのつながりは地域と地道かもしれませんが、積極的に関わっていくことです。 地域の人と密に交流を取るようになったのは、周辺の飲食店がお祭りや協力してMAPなどを制作している「ワセエド」です。そこのメンバーと交流するうちに、ワセエドのメンバーから我楽田を借りたいという人が出てきました。場を作ったからといっていきなり繋がりができるのではなく、交流するうちに、場所も使っていくというような繋がりができたのです。また、最初に住民の人で来てくれたのは「パン教室をやりたい!」という主婦の人でした。主婦から情報が広がり、我楽田工房はだんだんと盛り上がるようになります。


これからのまちづくり

我楽田工房が目指すまちづくりは「今」と「未来」にキーワードがあります。


場所に対して、生活視点を持っている人がいることが重要です。「ビジネス」を押し出すと敬遠する人が出てきます。生活視点を持っている人がいることや、そのネットワークでつながっていくことが重要なのです。

また、何かに「挑戦したい人の場」であることは最初から変わりません。「挑戦したい人」が、「未来だけでなく、今も楽しい場」というものを目指しています。


地域の人と生活視点でつながる。「今」楽しい場所を作ることが、未来の楽しいまちをつくることにつながるのではないか、まちづくりと肩肘張らず、「楽しむ」がまちづくりにつながることに気づかされました。


我楽田工房の運営の他に地域のビジョンを住民とゲーム感覚で作るワークショップ

「ローカルダイアローグ」についてはこちら

(文責:西)

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