10年間道路拡幅の計画のための区画整理用地として取り残された駅前空地の活用
[2つの属性] 権利者が異なる二つのエリアの特性を活かしたプログラム構成とした。
日野市が所有しているエリアは滞在空間として無料で開放し、商店会が借りているエリアはフードトラックのエリアとして飲食の販売を行なった。
[長く滞在してもらうために]
滞在空間は、空地での滞在時間を楽しんで過ごしてもらうために焚き火を設置した。限られた予算でコロナ禍でも参加者が一定の距離を意識しながら空地を活用できるように直径90cmの円形のシートで空地の下地をデザインした。
[積み重ねて育てる]
参加者は各自シートや椅子などを持ち込みそれぞれの時間を過ごす。 これまでの「○○は禁止!」と活動を制限する公的空間とは異なり、様々な活動の実践を積み重ねることによって、参加者自身が新たな活用方法を探すことによって、暮らしの豊かさを見つけていくような場所となることを目指し実践を続ける。
所在地:東京都日野市
用途:空き地/イベント企画/仮設
規模:約400㎡
設計:デザイン監修:遠山正一郎、西昭太朗/マチトワ
企画:西昭太朗、遠山正一郎/マチトワ、柏木 美紗子、山本 修太郎
協力:増島清人
実施:2021.12
写真:西 昭太朗
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